雑惑

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さて。
大海嘯より四半年が経ったわけじゃが、折りしも100年に一度と言われる不況がずっと続いておって、その末に1000年に一度と言われる海嘯があったことになるのう。

被災地を全力で支援していかねばならぬのは当然のことであって、我が鹿角などは青森岩手の両県にその境を接しておるゆえ、一層支援基地としての機能を果たさねばならぬ。

しかし支援を効果的にするためにも続けていくためにも、我らが倒れてはならぬ。
現実は厳しく、全国の地方の例に漏れず我が鹿角も主要産業は農業と観光じゃ。
農業は二千軒からの生産者がおりながら専業農家はその十分の一にもはるかに満たず、職業としての収入は微々たるもの。観光も今や大ピンチじゃ。

とはいえ、なんとかせねばならん。
即効的な策を皆で一所懸命に考えておろうが、そげなものあったらとうにやっておるわという話も至極当たり前な意見じゃな。
それでもなんとか最善の策を今は出して実行していかねばならぬわけよ。

とりわけ、大きくは秋田、小さくは我が鹿角ってばPR下手じゃとか商売が下手じゃとか言われて久しいが、その本質を今じゃからこそ見直すべきではないかな。
本当にいいものを作っておったのか、それが欲しい人に渡っておったのか、人には好みがあるということを忘れて押し付け商売やっておらんかったか、とかのう。

我が鹿角で言えば、たくさんの良い素材がありながら、何か一つにしぼることができずにいたとよう申す。
そりゃ市場や量販店相手ならば、他産地に負けぬひと品あたりのボリュームと他産地に負けぬ重点PRが必要じゃ。
しかしアレでないか、たくさんの良い素材があるなら、素晴らしい色んなものがあるよという売り方もあるのではないかな。
なにも他産地と同じ土俵に上がって勝負しなければならぬということはあるまいさ。
むしろ他のところでやってないやり方を考えるべきではないのかなと思うが、どうじゃろ。

かつて、ある農産物を作ってからどうやって売ろうかと考えるより、調理場で何が欲しいのか聞いてからその農産物を作るって方式どうじゃろと思うて、とある方に相談してみたことがあったのじゃ。我が鹿角ではまずなんでも美味しく作ることができる利点があるからのう。
しかし帰ってきた言葉は、出来合いの安い加工品買ってきて開けるだけだから意味ない、ということじゃった。
んでも今はどうじゃろ。
あれ以来、皆必死になっとる。
何か突破口見つけたいと夫々が思っておる今では、何か違いが出て来ておるのではないかな。

例えば上の写真の鹿角産いちご、一部では知られておってめちゃくちゃ美味いのじゃが、生産ボリュームなんぞ微々たるものじゃ。
まさか我が鹿角でいちご作れるなんぞ、絶対無理じゃと言われたのが30年前じゃが、無理なんぞないのじゃ。
いろんな良い素材のある我が鹿角、宝の持ち腐れなぞ言われておるときではないぞなもし。

各人がそれぞれ、思いを馳せてみようではないかね。(朕)

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by deepkazuno | 2011-06-16 12:13 | 宿屋うまごや
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