尾去沢、ああ尾去沢1

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鹿角の尾去沢に伝わる「からめ節」の一節にこんなフレーズがある。

  田舎なれども鹿角の国は 西も東も金の山

まさに我が鹿角が永年にわたり鉱山で栄えておったことを偲ばせる文句よ。からめ節の「からめ」というのは、鉱山で採掘された鉱石を打ち砕いて金銀銅などの有用鉱物を選り分ける作業のことじゃ。そりゃ山奥の小さな鹿角盆地に大小100あまりも鉱山があったとなれば、この唄の言うことも間違いはなかろうて。そのなかでもとりわけ我が鹿角の鉱山産業の中心的な役割を果たしてきたのが、尾去沢鉱山、小坂鉱山、そして不老倉鉱山あたりのようじゃ。
さらにこのなかでは尾去沢鉱山なんかは、なんと1200年間も掘っておったというぞ。鉱脈発見が和銅元年(西暦707年)と伝わっておるが、こりゃえらい話よ。奈良の大仏造営にも尾去沢の金が使われたと言われておる。
おまけにこの尾去沢鉱山、1200年以上もタヌキ掘り(鉱脈に沿って地下を掘り進むやり方)しておったおかげで、地下の坑道の総延長が700kmじゃ!!!東京から大阪まで行って戻ってくるほどの距離ぞ。なんちゅう根性、凄まじいとしか表現できん。坑道は鉱脈に沿って掘っておるから、縦横斜め、上下と何層にも広がっておる。坑道の奥には上層と下層を行き来するためのエレベーターまであったりして、宮崎駿の「ラピュタ」に出てくる鉱山、あれココをモチーフにしたんじゃなかろうか、なんて思うてしまうぞ。まさにダンジョンよな。
今は坑道と地上部の一角が観光施設「マインランド尾去沢」になっておって、外観上は山の大半が巨大な廃墟じゃ。しかしな、その下にはまだ700kmもの坑道が眠っておるのじゃ!ロマンじゃ!(朕)
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by deepkazuno | 2006-08-13 15:35 | ダンジョン
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