地べたで団欒

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これな、朕のお気に入りのスナップ写真のひとつじゃ。りんご生産者たちが、協力し合って一緒に枝切りしてな、休憩しとるときのひとコマじゃな。お茶のつまみはもちろん自分で作ったりんごじゃ。最高じゃのう。
今な、農業って国から助成金もらうためにやってるって感じの生産者が多いと思うのじゃ。まあ、作れば売れるって時代ではなくなったはずなんじゃが、それを理解できておらん御仁が割といて、農産物の価格は下がり続けておるから、何も工夫せんで農業やっとると収支が合わないわけさね。で、助成金を当てにした農業に走るんじゃな。農業で生きると頑張っとる生産者は、わずかな助成金などもとより当てにしとらん。自分の作った作物を、美味しいと言ってくれる人たちのためにやっとるからな。当然、いいものづくりに力が入るわさ。いいもの作れば高く売れて、収入も良くなろうしモチベーションも高くなろうものよ。そういう生産者が我が鹿角に増えていってくれればのう、と朕は密かに願っておるぞなもし。ただ、後継者がな・・・三十代までの若手の生産者って、この広い鹿角に20人程度しかおらんからな・・・危機じゃな。
時間に縛られることが無く、自分の作った作物を食える、んで、我が鹿角の天と地と風と水と最も近しい仕事っちゅうのが生産者さね。自分で作った自慢の作物を、食べた人から褒められるっちゅうのが快感でやめられんというのが、生産者の本質よな、本来。とりとめのない話してもうたわ。(朕)
by deepkazuno | 2007-02-03 16:59 | 宿屋うまごや
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