小沼大明神

d0085096_17461932.jpg
国道282号線の鹿角警察署の真前の交差点をな、警察署側に進むとな、広い道がずっと続いておるが、突然グニャリと道がうねって細くなる地点があるのじゃ。んで、その部分にはぽつんと鳥居が立っておる。見ると「小沼大明神」とあるのう。周囲は田んぼだらけ、沼なぞ見当たらんのじゃが、この鳥居の傍ら、この神社にまつわる話が掲示板みたいなものに書いてあるのじゃ。その話によるとな、昭和の初め頃までは、この地に米代川へと注ぐ湧水沼があったそうな。ヤツメウナギやらフナやらが棲んでおって、芹が群生しておったようじゃな。その沼のほとりに、当時の我が鹿角で随一の杉の巨木が立っておったそうな。その杉の巨木、落雷に遭ったり風雨に枝を折られたりしながらも依然として拠立しておったので、周囲の民の畏敬を集めたようなのじゃ。落雷に遭った木というのは神樹とされることが多いらしいのう。・・・・・・が、な。昭和の初めに、沼は農地の整備に伴って埋め立てられ、杉の巨木は二度も愚か者の放火に遭ってついに枯れた・・・ということのようじゃ。なんとも口惜しい話ではないか。全ては神聖化した己らの行いによる廃れということじゃ。こんな類の話、我が鹿角に沢山あるのじゃろうな。真っ直ぐに伸びた道路をグニャリと曲げた現在の姿が、かろうじて過去集めた崇拝の残光といえようかのう。(朕)
人気blogランキングへ
by deepkazuno | 2007-06-09 18:15 | ダンジョン
<< 野外アート2 三哲神社物語 >>