本当の最後の桃

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我が鹿角の今や名産品、北限の桃の主力品種は「川中島白桃」じゃ。この「川中島白桃」が、一番一般的に美味いと自信持って出せる品種には違いなかろうな。この「川中島白桃」は9月上旬からせいぜい1週間程度の出荷で終わってしまう、まさに旬にしか味わえぬものなのじゃ(そこがまた良い)が、実は「川中島白桃」の出荷が終わってから数週間の後、10月に入ってから収穫、出荷される北限の桃もあるのじゃぞ。その品種の名は「西王母」じゃ。せいおうぼ、と読みよる。この品種の名前を朕が初めて聞いたときはのう、なんぞ不思議な感覚に襲われたのを覚えておるぞなもし。朕は中国の歴史が好きじゃからのう、中国の太古の女神の名前じゃという記憶はあったのじゃ。で、その西王母、たしか千年に一度なる桃を食うて、永遠の命と若さを保っておるとかないとか、そのへんもぼんやりと覚えておったからのう。すげえネーミングじゃ、と感心したと同時に、千年に一度しか収穫できんでは生産者も商売にならんなあとか思うてしもうたのよ。そういや西王母、王母娘娘とかっても表記されるようでな、読み方はワンムーニャンニャンじゃと。げらげら。ところで肝心の我が鹿角の桃としての西王母のお味なんじゃがな、まあまあ、そらあ桃の味じゃ。しっかりと。それでいて、川中島白桃などとは全く違う方向向いた桃の味じゃな、って感じよな。分からんか、この説明では。朕も分からぬ。まあ、一度機会があったら食うてみよ、皆の衆。もしかしたら永遠の命と若さと美貌が得られるやも知れんぞ。今年の西王母の出荷はもう終わってしもうたでな、次の機会は西暦3007年、いやさ2008年の10月初旬ぞな。(朕)
by deepkazuno | 2007-10-13 19:00 | 酒場あばん亭
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