すいーと売れたの

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またまた大手町ネタじゃ・・・。朕が率いた鹿角勢はのう、鹿角りんごと新米あきたこまちを売り込みに行ったわけじゃがな、鹿角りんごと一口に言うても、色々な品種があるのは皆知っての通りじゃ。最も一般的な代表品種といえば「ふじ」じゃな。もう何十年も、日本の美味しいりんごの主力として好まれておるわ。日本人好みするジューシーさがあってのう、見た目も言うことなし、それに日持ちがするから長く味わえるという、りんご界の大横綱じゃ。
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しかしな、ちょうどこのころ、10月の下旬という時期はのう、我が鹿角では「すいーと」とか「紅林」がウリなのじゃ。すいーとは本当の品種名はシナノスイートというのじゃが、信濃で生まれた品種ゆえのこの名前、なんで東北でシナノスイートじゃ・・・という紛らわしさを避けるためにのう、商品名「すいーと」で出しておる。説明するときは「品種はシナノスイートですじゃ」と申しておるがのう。シナノスイートの爽やかな美味しさは次第に世に知れ渡ってきておるが、我が鹿角の「すいーと」を食したお客さん達はのう、他の産地のシナノスイートと同じものとは感じんくらい、また美味いと言うのじゃよ。鹿角りんごの生産者でも、朕の師匠と思うておる平○亮○翁なぞ、この時期に我が鹿角りんごに食味で敵うりんごは存在せぬ、と豪語しよる。うむ、その言やよし。
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ちなみに、きりたんぽセットも今回持っていって売らせてもろうたがな、なんじゃ、直前に比内鶏がなんちゃらかんちゃらという事件あったじゃろ。きりたんぽセットの中には比内地鶏の生肉が入っておるわけじゃが、きちんとトレースして行ったゆえ、風評関係なくちゃんと沢山売れたわい。生肉じゃと、比内地鶏と普通の鶏の差は見た目にも食味でも明らかじゃしのう。なにより、正直な商売やっとる限りは、お客さんもちゃんとわかってくれよる。信頼関係っちゅうのはそんな正直さからしか生まれ得ぬと思うぞなもし。(朕)
by deepkazuno | 2007-10-28 17:49 | 関東寺院
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