長年寺の大銀杏


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花輪にある長年寺。
その境内にそびえ立つ大銀杏の葉が、鮮やかな黄色に染まってござる。
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なんとも見事な立ち姿よのう。
黄葉の盛りはやや過ぎたのか、地面に厚く葉が積もってござった。
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熟れた銀杏の実もそこかしこに落ちておって、それを拾う人の姿が見られましたぞなもし。品のいいおばあさんが、「少し分けてもらいますね」と銀杏の木に向かってつぶやいてから実を拾っておりましたのが印象的でござったのう。なんとも信心深く、また謙虚な心持ちでござりますのう。余もかく在りたいものでござるよ。
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地蔵堂の屋根も、今は黄色に模様替えでござるのう。
こんな感じの素朴な地蔵堂なんかに、落ち葉が積もっているのを見ると、余はいつも中学の時分に学んだ徒然草の「神無月のころ」の段を思い出すでござるのう。おう、それから舞い散る銀杏の葉といえば、与謝野晶子のこの短歌を想起せざるを得ませんのう。

   金色の小さき鳥のかたちして銀杏散るなり夕日の丘に  与謝野晶子

これほど感覚的にジャストフィットする短歌もないように思うがどうでござろうか。というか、話がずれましたかのう。陛下の悪い癖が移ったようでござるな。
ともかくも、季節がら木の葉の美しい色合いに目が向くのは、東北に生まれた者として自然な心持ちでござろう。鮮やかに変色した木の葉を見るとのう、余の内に流れる蝦夷の血が騒ぐのでござる。そういうわけで長年寺の銀杏の黄色は余の心を惹きつけてやまぬのでござるよ。(余)

恒例のおまけでござるじゃ。
長年寺由来。由緒正しきお寺さんなのじゃぞ。
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どういうわけで存在するのかは分からぬが、長年寺境内にあった松尾芭蕉の句碑。「古池や蛙飛びこむ水の音」とあるでござるのう。
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by deepkazuno | 2007-11-06 20:58 | ダンジョン
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