根市川無惨

d0085096_2046823.jpg

余のホームリバーの一つ、根市川じゃ。
草木から小江指を貫いて流れ、やがて米代川に至る小河川でござるじゃ。余は幼少よりこの川で遊びまくってきたのでござる。夏場は特にお世話になったでござるな。子供にはちょうど良き遊び場でござった。
釣りはもちろん、水ん中に入って魚の手づかみなんかもしたのう。網で追い込みをするのも面白かったのう。岸際のガサを足で踏み踏み、構えた網へと魚を追い込んでゆくのでござる。この辺でいうニガヘ(ハヤ)やヤマメ、フナなんかがたくさん捕れたでござるのう。いや、思い出しても愉快でござったな。
しかるに・・・今現在の根市川の、なんと無惨な姿でござろうか。大仰な治水工事によって、かえって上流から土砂がどんどん運ばれ、川底に堆積しおった。昔の根市川は、それこそ瀬有り淵有り、変化に富んだ渓相でござった。しかし、今の根市川は岸からいきなり深みになっておる。こりゃ、川というより水路ぞなもし。旧ユーゴスラビアのガツカ川や日本の忍野みたいな湧き水の川なんかは、淵からいきなり深みになっておるようじゃ。が、根市川はそんなチョークストリームではないぞなもし。根市川の場合は、土砂が運びに運ばれ、流れの幅が狭まった結果ぞなもし。たくさんいた魚たちも、だいぶ数を減らしたのう・・・フナなんて今の根市川にいるんでござろうか・・・。
d0085096_212487.jpg

このままでは根市川の流れは細くなる一方、そこに暮らす生き物の数も減る一方でござるが、幸いなことに、市の事業で土砂を取り除くことになったようでござるの。吉事ではござる。昔のような麗しき流れが復活するというわけではなかろうが、せめて子供に遊び場を提供できるような渓相は取り戻してほしいものでござるな。(余)
by deepkazuno | 2007-11-26 21:25 | ダンジョン
<< CM大賞2007 羊ふたたび >>