熱暴走

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我が鹿角の主要産業は農業と観光であり、特に農業は全人口の半数ほどがなんらかの形で関わっておる。我が鹿角の小規模事業者、商店街の顧客も、その少なくない部分が農家という事実がありよる。他方、秋田県の農業は残念ながら全体として衰退し続けており、これが消費の減退、ひいては事業者や商店街に影響を及ぼしていることも事実じゃ。ならば我らが、その若いアイデアでもって農業界と連携をとったりある程度の手助けをしたりするということは、将来の我が鹿角の商工業にとって明らかにプラスになるはずじゃな。我が鹿角の民はもっともっと、地元農業を活かすべきじゃ。もっと言えば、こんな田舎のコミュニティーで、農業、商業、工業、観光などと分野別に交わらず互いを理解せず、バラバラにやっている余裕など、どこにあるのじゃ。もっと交わる必要があると思うのじゃ。
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まあそもそも農業という産業は、得てして保守的な面が強いものじゃ。職業柄、母系中心じゃしのう。それも高齢化が極端に進んでおって、柔軟な発想のできる若年従事者があまりにも少ないのう。ゆえになかなか他産業との連携や結びつきができないというのが現状ではあるのじゃ。一方、たとえば、我が鹿角地域などは、わが国有数の観光地である十和田八幡平国立公園を南北に抱え、年間300万人(ほんとかのう)ともいわれる観光客が行き来しておるのに、きりたんぽ以外にこれといった地場産のお土産がない、我が鹿角といえばこれ、という目玉商品が(住人の目から見れば)ない・・・。これが我が鹿角の悩みであったのじゃ。
よい農産物は存在しても、地域としてそれを加工し商品化する、販路を切り開くというきっかけが作れないでおった、ともいえような。そのきっかけが作れないでおったというのが、前述した、それぞれの分野ごとに、バラバラにしか動いておらん、ということが大きな要因だったのではないかのう。
農業と観光という我が鹿角の二大産業、そして商工業との連携を生む「潤滑油」としての役割を担う何者か、何らかの組織が必要じゃな。それはあるいは異業種間でのネットワークを持つ商工会青年部あたりか。我が鹿角の異業種を結びつけ、何かを生む作業が出来る、これはいまだ景気低迷に悩む地方経済にとって、強力な起爆剤となり得ようし、今後必要不可欠な要素じゃ。
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朕が密かに喜んでおるのは、ここ数年、行政もこの動きをバックアップする方向に動き出してくれていることじゃな。国や県では農業と加工販売業を結びつけるための助成制度、という形で応援してくれておるし、我が鹿角でも、生産者と他業種の代表者による意見交換の場を設けるような動きは、一応、ありよる。
これは朕の持論じゃが、農業は土と水と風から商材となる食料を生み出すのじゃ。民はその商材を加工し、付加価値をつけ、商品として売り出す力を持っておるはずじゃ。アイデアは次々と沸いてくるはずぞ。そして販路は・・・ぞくぞくと外から観光客がやってくるではないか。我が鹿角は観光地じゃ。我が鹿角の土と水と風が、我が鹿角の民の手で外貨獲得に結び付けられるのじゃ。これぞ観光地で、かつ農業が盛んな我が鹿角ならではの手法よな。
朕もいろいろ我が鹿角を巡っておると、地元特産の農産物に関して、こんなのもあるのか、という発見もあるしのう、朕も少しだけ関わったことのある商品開発の時点で、こんなのはどうか、こういう加工をすれば素晴らしい食材が生まれるのでは、といった夢がどんどん広がっていくぞなもし。そして商品開発を進めるために、必然的に様々な業種の御仁らと出会い、話し合い、交流をもつこととなるのじゃ。こりゃ大変な労力を要するものじゃが、特産品開発とかをやって得られた経験、異業種間の繋がりは、何物にも変えがたいものじゃ。朕も、我が鹿角の統治に活かせるものを得られた気がするわい。
そして将来的には、農業と他の業種との連携によって、農家には新たな収入が生まれ、商店街で落とすお金が増えよる。観光の面ではお客さんに喜んで買ってもらえる商品が生まれよる。我が鹿角の民は業種を越えたネットワークを広げることで、商売の幅が広がる可能性すら秘めておるわ。我が鹿角、これからは異業種交流ぞ。我が鹿角に住まう民が一丸となって、ともに我が鹿角の産業を盛り上げてくのじゃ!
・・・なんちて。(朕)
by deepkazuno | 2008-01-29 17:27 | 宿屋うまごや
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