旧公会堂

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花輪地区にある、今は鹿角市教育委員会の民俗史料館となっておる白くて洋風で古い建物、これ、元は花輪の公会堂じゃったそうな。ナントカ文化財に指定されておるとかおらんとか。古い建物だけあって、結構年季を感じる趣のある建造物じゃな。表に立ち並ぶカエデがのう、秋の紅葉が非常に綺麗なのじゃ。狭い道を挟んでカエデの向かい側にはこれまた見事な枝ぶりの桜の大木が3本ばかり立っておって、こちらは春に目を楽しませてくれよる。白く塗られた民俗史料館が、これらをより一層映えさせとる気がするのう。しかしどうも、この建物もいずれは取り壊す予定になっておるとか。組合病院の移転時に、病院跡地に花輪図書館とともに移るというてな。もったいないというか、やりきれんな。古い建造物というのは、作ることができんからな。いや、できても実際に古い建物になるには年月を必要とするわい。精巧に再現されておってもそれはレプリカにすぎぬ。新しいものはいくらでもこれから出来てきよるが、残っておるものというのはただそれだけで価値があると思うが、どうか。全てを古いまま残すというのは発展性も何も無いが、先祖を大事にする、旧例を忘れない、思い出を残す、伝統を伝える、例えば花輪ばやしを永久に後世に伝えてゆくのと同じ意義で、古いものを残すというのは一考と努力に値するのではないかのう。それは決して保守的とは言えぬ、むしろ前衛的とは言えぬかのう。我が鹿角以外にも古いものはどんどん失われてゆくのじゃし、保存は破壊より複雑で手間とカネがかかりよる。(朕)
by deepkazuno | 2008-03-13 10:45 | 宿屋うまごや
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