新緑の十和田

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我が鹿角の誇る観光地で国立公園で世界でも珍しいダブルカルデラ湖の十和田湖へ、ちょいと視察に行って来たぞなもし。あいも変わらず美しいのう、十和田湖は。深い深い水の底、周囲を巡らせる屏風の如き原生林を抱えた外輪山、その外輪山を越えて吹き降ろす風によって、絶えず表情を変える湖面のさざなみよ。どんな観光名所へ旅行に行っても、我が鹿角の民が案外がっかりして帰って来よるのは、膝元にかほどに美しい名所があるゆえと勝手に思うておるぞな、朕は。この日ものう、バスツアーの一行やら、マイカーで来たらしき若いカポーやらで湖畔はささやかながら賑わいをみせておった。ガイジンさん(閣下に言わせれば「フォーリナー」と言うべしとのことじゃが)の観光客も多かったのう。そう、ここは昔から、教科書に載っておるほど世界的に有名で典型的でかつ特徴的なダブルカルデラ湖なのじゃ、外国人観光客も昭和中期からずっと多かったのじゃわ。近頃は欧米人でのうて、アジア人の訪問者が多うなってきておるようじゃ。
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ちょうど今は新緑の季節じゃ、生まれたての若葉どもが太陽の光を淡く拡散させて、黄緑色の木漏れ日のシャワーが降り注いでおって気持ちが良いことこの上ないわい。湖畔の散歩はもう最高じゃな。しかしまあ、世知辛い世の中ゆえな、立ち寄った休屋のお土産物屋さんはものが売れん、人が減ったとて嘆いておったわ。こうした民の声を聞くのも朕のお勤めじゃな。朕のことを「あっ、りんごのひとだ」と申しておったが、そこは朕も顔が売れたものじゃとほくそ笑んでおこうぞ。思わずひとつ土産物を買ってしもうたわ。しかし土産に選んだのが「米沢牛カレー」じゃった、これまた朕としたことが。アレじゃな、土産物屋さんから客足が遠のいた一因として、その土地ならではのものが消えたというか、どこでも同じようなものが多くなったっちゅうのはあろうのう。以前、裏磐梯へ観光に、いやさ偵察に行った時に立ち寄った土産物屋には、我が鹿角で作られた南部せんべいが置いてあったしのう。
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なんにせよ、十和田湖の美しさと神秘性は今も昔も多分たいして変わっとりゃせん。変わったのは多分人の世代ぐらいのもんじゃろ。新緑の十和田湖を見ずして夏は迎えられぬ。皆も森林浴に十和田路を踏むがよいさね。(朕)
by deepkazuno | 2008-05-20 11:35 | ダンジョン
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