いつ出来るかなーと思うて、ちらちら見てチェックしておった朕がなぜか心和む雑草、ついに出来たわ。出来たというのは語弊があろうな。その雑草の穂が出来たということじゃ。見ての通り、まあアレじゃ。単なるガマなのじゃがな。このガマの穂が朕はなんか好きなのじゃ。だってほれ、みそ付け過ぎたんぽじゃろ、これ。付け過ぎ。もしくは一日以上、たんぽ鍋の底に眠っておって掘り起こされた、煮染まりきったしょっぱたんぽ。実際にこの穂をにぎると、モファーっと密集しておった種が浮いてきて、収集がつかなくなるのじゃがな。あれ?どうでもいい?いやいや、これぞ初秋の風景に欠かせない雑草のひとつであろうと思うのじゃが、最近めっきりとその姿が減っておるからな。本当のところ、田んぼの稲にとっては厄介な雑草ではあるのじゃが、それは春の七草も同じこと、いやはや、やはり日の本の季節を感じるものというのは、田んぼにあるものが多いわけじゃな。ってそういう話じゃったかな。(朕)