だんぶり長者屋敷跡

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一夜明けたら雪国じゃった我が鹿角じゃよ。ひざくらいまで積もったのう。大雪大雪。ところでそれとはなんも関係無しに、だんぶり長者についてのコメント貰うたので、再掲になるがだんぶり長者伝説についてちと触れてみようさね。上の写真は、我が鹿角の隣、岩手県の八幡平市、田山付近にある、だんぶり長者の屋敷跡とされておるところじゃ。あり、岩手側でねーか、とはまあさておいてじゃな。ちゃんと我が鹿角にゆかりの話であるぞ。我が鹿角と比内、田山っちゅう、米代川上流地域にまたがる魅力的なお話なのじゃ。おまけに話の主人公、だんぶり長者の娘はときの大和朝廷の天皇に嫁いだなんちゅう、壮大なスケールになっとるよ。継体天皇といえば、なんかアレじゃな。実際いたかもという最古の天皇じゃったりするが、その辺も思い馳せてみるとかなり面白みが増すじゃろ。ここ、だんぶり長者屋敷跡には、物語が記された看板が立っておるでな、以下、その看板の書き写しじゃ。

米代川の川下小豆沢の根元に大層酒好きなおじいさんが住んでいました。おじいさんは、行く末が不安な心細い生活をしていましたので、長牛に住む京都生まれの若者が、おじいさんの養子になりました。若者は、日頃信心していた大日神のお導きで、川下の独鈷の娘を嫁にむかえました。夫婦は、一生懸命働きましたが、一向に暮らしが楽になりません。ある晩のこと「川上に住むなら福きたり」と大日神のお告げがありました。夫婦は、さっそく養父を背負って川を上がり、米代川の源流平間田にたどり着きました。村の人々に、村はずれの耕地を耕すことをお願いし、夫婦は、養父をいたわりながらやぶ地を切り開いて働きました。秋日和が取り入れに忙しいある日のこと、木陰で昼休みをしているうちに疲れが出て夫は、居眠りを始めました。すると、しっぽに酒をつけた赤いだんぶり(とんぼ)が、飛んで来て寝ている夫の口に止まりました。夫は、そのおいしさに目を覚ましました。夫婦は、だんぶりが飛んでいった方へいってみると、岩陰から水がこんこんと湧いていて、その水をすくって飲んでみると、それは今までに飲んだこともない甘いお酒でした。夫婦は、大喜びで泉を汲んで養父に飲ませました。養父はそれを「百薬の長」と言って喜びました。この源泉発見の話は、たちまち村人たちを始め近郷、近在の人達に広がりました。正直な夫婦は、これをほしい人達に分けてあげました。二度三度になりますと、人々はその土地から取れる宝物を持参して泉の水と交換するようになりました。夫婦は、みるみる裕福になり東北一の長者となりました。その後一人娘の吉祥姫(桂子姫)は継体天皇のお后となったそうです。
※日本書紀に、継体天皇は、根(東北)の国王の娘を后にしたと記されています。

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ううむ、面白い。我が鹿角には他にもまだまだ沢山の伝説や昔話がありよる。遠野に勝るとも劣らぬ魅力に満ちた伝説の類がのう。(朕)

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by deepkazuno | 2009-01-15 11:45 | 近隣諸国
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