彼岸団子・・・と申すか、これ。我が鹿角の法事なんぞでは昔から付き物の食べ物じゃな。今ではあまり見られなくなってきよったが、この団子というかあんころもちというか、これを作るための木型が各屋々にあったそうな。
あんこを包む生地として使われておるのは米粉じゃ。今でこそ米粉はパンとか麺とかに加工されてどうのこうのじゃが、これに関しては昔から米粉だったようじゃな。もちもち感を出すためにもち米の粉をうるち米の粉に少々混ぜたりとかという工夫も、好みでやっておった由。
木型にしても、家によって大きさも形もまちまちだったようじゃ、大きい木型はなかなかないとか言うぞな。家紋みたいなもんじゃろうか、形見て、これあそこの家の彼岸団子じゃな、みたいな。
これも一種の文化じゃと思うが、どうか。他の地域でもあるのかどうか分からぬが、面白いではないか。(朕)
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