きたきたきた、新米が着々と熟してきておるぞ。上の写真はかなり房なりになっておろう。首がもたげていかにも重そうじゃ。それほど十分に充実しておるということよな。下の写真も収穫直前の稲穂じゃが、上の稲穂と下の稲穂の違いが分かるかね?
上の稲穂には粒の先にトゲみたいな棒がついておろう。下の稲穂の粒にはそれがほとんど無いのじゃ。これは品種の違いで、上がキヨニシキ、下があきたこまちじゃ。先についとるトゲみたいな棒は、「のげ」とか「のぎ」とか「ぼう」とか言ったりする。漢字で書くと「芒」となる。よく、麦なんかはこれがついておるのは知っておろう。稲も古い品種なんぞはこれが多かったりするのじゃ。新しい品種でも、自家採種を繰り返しておると芒が長くなってきたり、ということもあるらしいぞな。先祖がえりとか俗に言っておるがの。芒って収穫するときに邪魔になるではないか、ゆえに芒のない種の選抜が繰り返されておるのじゃな。しかしこの芒、何のためにあるのかのう。風を受て脱粒しやすくするため、とかはなんとなく思うが・・・皆は何のためと思うかな?なんかおもろい説があれば教えてたもれ。(朕)