鹿角りんごの園地に行ったことのある御仁なら、こんな木箱に入った葦萱の束を見たことがあろう。この大量の葦萱、りんごの花を無駄なく受粉させるために飛ばしているマメコバチという蜂の巣として置いてあるのじゃ。葦萱を乾燥させたものの茎の空洞がな、マメコバチが巣を作るのにたいそう都合が良いそうな。ただな、一度設置した葦萱、マメコバチが巣を作ってしまってから移動させると、マメコバチは道に迷って帰れなくなって死んじゃうから、そこんとこ悲劇を呼ばんようにせにゃならんぞなもし。ちなみにこの葦萱、昔は川岸なんかに自然にバヤバヤ生えておったろうが、今は葦萱の確保もままならん。ゆえに商品として販売されておるのじゃ、葦萱。けっこうお高いその商品名は「マメコバチマンション」じゃ!そのまんまじゃな。美味しい鹿角りんご、働き者のマメコバチのお陰もあるということじゃな。(朕)
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