山間田んぼ

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上の写真は、我が鹿角の原風景が残る場所なりとして朕が気に入っておるところじゃ。ストーンサークルの近くなんじゃがな。どこが原風景かと申すと、舌状台地の合間に細い小川がくねりながら流れておってな、その岸は低木やら雑草で覆われておる。んで、その雑草の緩衝地帯を設けて、小川の両側に地形に合わせた不規則な形の小さな田んぼがウロコのように広がっておるという感じよな。田んぼがまた高低差を上手く利用した水の流れになっておってな、どこぞの棚田みたいな感じよ。現に、ちょいと前の草木地区は二本柳のあたりなぞ、こんな感じじゃった。↓
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まさにウロコ状の細かい田んぼだらけじゃな。生産者が人手不足で、機械が入るには都合が悪いとて、今は基盤整備やってしもうて碁盤の目状のでかい田んぼに様変わりしてしもうたがのう。朕は連綿と連なる小さな田んぼの風景が好きじゃった。小川が自然な形で残されておったから、魚やその他の水生生物が影響を受けにくいでな、田んぼにメダカやドジョウ、カジカ、時にはフナやヤマメなんぞも迷い込んで来よっておったようじゃ。国もな、棚田のような日本の農村の美しい姿を残すという政策を打ち出しておる一方、基盤整備して大規模機械化農業を奨励しておるが、矛盾しとらんか。まあこんなこと言うても無駄というものか。もどかしいのう。朕の好きなこの風景も、いつまで見られることやら、じゃ。(朕)
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by deepkazuno | 2007-07-04 18:47 | ダンジョン
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