切田屋

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我が鹿角で「そば」といえば、芦名沢そばが有名じゃな。我が鹿角は南部ゆえ、昔からそば栽培は盛んに行われておったろうが、南部史要なんかに出ておる一番古い我が鹿角の米の石高が江戸初期で2万石もあって、北東北のど真ん中の盆地という辺境(中央から見ればじゃな)にしては米の石高があったゆえ、南部の本場ほどはそば栽培は盛んではなかったかも知れん。が、れっきとした地場物産でもあり貴重な穀物であったことに変わりはなかろう。なにより、朕はそばが大好物じゃ。好みの味に会えば、4~5杯はイッてしまうほどのそば好きじゃぞ。聞けば今年は秋田県産のそばが稲の転作作物として作りすぎて余っておると聞く。もったいないのう!で、そばじゃ。我が鹿角で最も有名なそば屋さんといえば、花輪市街地にある「切田屋」さんと申して誰も異存あるまい。
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なんとも上等なそば使うておる証拠にな、そばが綺麗な白じゃわ。おまけにこのそば、我が鹿角産のそばじゃぞ。八幡平地区のものじゃったかな。朕はいわゆるそば色の、そば味が自己主張しとるそばが好物じゃが、この白い高級そばも良いのう。かなり削っておるな。一般の清酒と比べて大吟醸みたいな感じじゃな。なんとなんと、この切田屋さんはのう、お客さんの大半が他県から来たお客さんだそうな。それだけ美味さが響き渡っておるのじゃな。たいしたものよ。ちなみに上の写真は、我が鹿角特産の松舘しぼり大根そばじゃ!これぞ郷土ならではの食と思わぬか。当然美味さも辛さも最高じゃ。ずほずほと何杯でもいけてしまうわ。・・・またそば食いたくなってきたのう。(朕)
by deepkazuno | 2007-12-15 18:00 | 酒場あばん亭
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