帝都における同窓会

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また、帝都に行ってきてしもうた、朕は。今回は一切の公務を忘れてのう、完全に民草に身をやつしてお忍びで行ってきたのじゃ。まあ、要は学友との同窓会といったところなのじゃが。同期の輩が同門を卒してより丁度10年が経ったということでのう、「卒業して10年経ったら同窓会やろう」という10年前の誰からともない口約束を実行したということじゃ。なんともはや律儀といおうか、輩けっこう勢ぞろいしてのう。楽しかったわい。
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で、その前にアキバ系鹿角人と自負する朕は、早めに合流した腹心の間者とともに秋葉原の現状を確認すべく現地へ乗り込んだのじゃ。秋葉原もどんどんでかいビルが建ってきとるな。駅も以前に比べたら格段に綺麗になっておるようじゃ。前はどこかすえた匂いがして臭かったもんじゃが。駅前には名物のメイドが並んでチラシ配りしとる。と、通りを歩いておったら、変な看板発見じゃ。ってか、一般の街なら変な看板にしか見えんものしかアキバにゃないと言っても過言ではあるまいが。あれ?日本語おかしいか。まあよい、変な看板というのはこれじゃ、メイドさんのメガネ屋さん。メイドとメガネか。ぬう、アキバ魂が渦巻いておるな。・・・中見たらただ単にメイド服着た女子がひとりいるだけで他の店員は皆普通じゃわ。看板娘ならぬ看板メイドか。
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さらに朕らの秋葉原探訪は続きよる。朕の腹心の間者がのう、メイド喫茶に行ってみたいと申すのじゃ。決して朕が思うたのではないぞな。だいいち、メイド喫茶に入るならそれなりの欲望持たんといかんじゃろ。朕は「アーン下さい」なんぞ言う蛮勇は持ち合わせておらぬ。しかし流れ流されて結局、有名(らしい)なメイド喫茶のあるビルに行ったのじゃ。なんかやたらと混んどるエレベーターに乗って目的の階で降りてみたら、入店待ちの客らが店の中から非常階段伝って下の階まで長蛇の列じゃわ。こりゃ無理だということで非常階段使って下へ降りていったら、これまたメイド喫茶じゃがガランとすいた店があってのう、そこでいいやと入店じゃ。すると男の店員さんが普通にいらっしゃいませ、じゃ。なんかほっとしたが、違うじゃろ、とも、まあ。ウェイトレスさんは流石にメイドの格好しておったが、なんか若干年齢層が高めなようじゃな。こりゃある意味リアルにメイドカフェやも知れぬて。で、小声でお帰りなさいませとか言われながらホットコーヒー飲んで出て来てしもうた。朕はアレじゃな、この入った店で良かったわい。コーヒー普通に美味いしのう、青臭くのうて落ち着けたわい。どうでもよいか?そうか。
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で、同窓会やったわけじゃが、店のチョイスは朕みずから手を下してやってのう。銀座のスペイン風居酒屋じゃわ。朕はこの店何度か行っててお気に入りなのじゃ。何がよいとて、雰囲気が良くてのう。しかも割合安いときたもんじゃ。どちらかといえば、姫御と二人でデートに使いたい店なのじゃが、もとより朕の同窓は女子の方が多くてハレム状態じゃからまあよいわ。写真、いまいち楽しさが伝わってこんが、そんなことはないのじゃぞ。いや、本当に。同窓は皆、大人しゅうて平和な者ばかりじゃからのう。美容師も分析屋も倉庫番も生産者もサンリオも主婦も研究者も、皆元気であったが、既婚者が少ないのがなんかアレじゃな。今の職業のバラエティ見ると朕は一体何の大学出たんじゃと思うてしまうが・・・。
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二次会の店では、部屋の片隅に置かれてたおぞましい人形を発見してのう、これ何じゃ?福を呼びそうな欠片もない雰囲気じゃが・・・。結局、この日は朝方の5時まで銀座新橋間でうらうらしとったわ。たまに帝都に出ておらんと、ついつい沈没しそうになってしまうゆえ、朕としては良い息抜きになりよった。しかし帝都も今年は寒いのう。我が鹿角とは気温の差はあるものの、凍えそうな感じじゃったわ。我が鹿角に帰ってきたら-13.3℃じゃったが。(朕)
by deepkazuno | 2008-01-21 15:04 | 関東寺院
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