ハウスを作る青年

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我が鹿角の農地はざわめいてきよったのう。農繁期突入じゃな。稲の苗作りも始まっておる。鹿角りんごや北限の桃の害虫防除もすでに行われておる。キュウリやトマトの苗作りもやっとるな。転作関係の書類作っておる人たちは寝不足になっとりゃせんかのう。まあそんなこんなで農繁期に入ってきたわけじゃが、農業用ハウスの新設は今年はほとんど無かったのう。なんでかって、骨組みに使うパイプは鉄鉱石の暴騰で値上がりしとるじゃろ。ビニールは原油の高騰で言わずもがなじゃな。ビニールハウスは地下資源のカタマリじゃからのう。その一方で、我が国の消費における食料支出なんて減少しつづけておる。小麦、トウモロコシ、大豆といった輸入穀物の値上がりで、にわかにパンからご飯へのシフトが起っておるという話も聞かれるが、実はコメも海外では値上がりしとるらしいではないか。国内のコメ価格は値下がりが止まらんが、まあお上の食料政策は完全に失策続きじゃからのう!この数十年ものう!人間の生きる基本である食というものに、あまりにも無神経すぎるわさ、残念ながら我が日の本は。お隣の大国が関係して話題になっとる食品の安全性とやら、一過性のワイドショーネタにせんで、ちゃんと生きるために食い続けることを毎食考えておかんと、安けりゃいいというのでは農家が死に絶えて国が滅びるぞなもし。なんちて。(朕)
by deepkazuno | 2008-04-10 18:22 | 宿屋うまごや
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