長くて先端にいくにしたがって細くなる氷の棒

つらら  不確定名……たろんぺ
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皆の近所に泣ぐ子はいねえが?メジャーダイミョウでござるじゃ。
さて、数日前にどかっと雪が降り、ここ2日ばかり日中の気温が上がったおかげで、軒先のつららが順調に成長してござるじゃ。ここで、「つららなんて知らんぞなもし」という南国の方のためにつららの成長の仕方を簡単に説明いたそうかのう。
つららが成長するメカニズムは、こうでござる。

①雪が降り、屋根に積もる。
②気温が上がる。
③雪が解け、水滴が軒先からしたたる。
④気温が下がる。
⑤水滴が徐々に凍っていく。
⑥ちっさいつららができる。

以下、①~⑥の手順を繰り返して、つららは大きく成長していくのでござるよ。成長の仕方によっては、軒下の内側に大きく傾いて成長し、窓を突き破ることすらあるのでござる。こうなると、もう完全にモンスターでござるのう。
つららといえば、余の小さい頃は、長いつららでチャンバラなどをやったものでござるのう。もっとも、一回刃を交えると、たいていはぽっきり折れてしまうのでござるがのう。それゆえ、つららの周りに雪を厚く付着させ、太く強化したものでござるのう。皆も幼少の折には、寺子屋の先生などに「つららで遊んではいけません!」と一回は注意を受けたことがござるのではないかえ?
それから、つららを取るのは簡単なようで、実は命がけでござりましてのう。軒下にぶら下がるつららを取ると、それと一緒に屋根から「ドドドドドッ!!」と雪が雪崩れてくることがあるのでござる。
雪国ではのう、屋根からの落雪によって命を落とす者もおるのでござる。つららを取る際は、よくよく気をつけなされよ。
ちなみに、鹿角の方言ではつららのことを「たろんぺ」と言いまするのう。
たろんぺ……なんともファンタジックで詩的な響きでござりまするな。(余)

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by deepkazuno | 2009-01-06 22:28 | ダンジョン
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